上京してくる子達へ 都民より
地方から上京してきた子を何人も見てきた。
東京に新たな出会いや刺激を求め、鬱屈とした田舎から飛び出し、目を輝かせた若者たちは
月日の流れるうちに、生気をなくし、明るく振る舞おうと虚勢を張り、やがて心療内科に通い出し「地元に帰りたい」が口癖になる。
ホントに何十人も見てきた…
東京は賃金が高いが、家賃が高く部屋が極端に狭い。上京する子はきっとベッドタウンに住み、朝早く都心を目指し、出勤することになる。
わざわざ緑豊かで快適な車移動から、東京のすし詰め満員電車の地獄を味わう必要はないのではないだろうか…と。
今は通販にネットもあるし…
「うるせー!俺は東京でやっていくんだ!」
という若者向けに以下に、必要最低限なこと、知っておくと便利なこと、雑記を。
1.スイカを買う。チャージをする。
常に3000円〜5000円くらい残っていると良い。コンビニや自販機などで、飲食物も購入出来る、バスなんかもワンタッチで乗れるし今流行りのなんちゃらペイより断然効率がいい。
ひとつ落とし穴があるとするなら、スイカで飲食物を買う癖をつけると電車に乗る時の残金が…
2.渋谷、新宿、池袋には行かない。
基本チェーン店しかなく、ロクに面白い店はない。人が多いだけで、わざわざ足を運ぶ価値はない。意外かもしれないが、都民はああいった場所を毛嫌いする人が多い。
「遊ぶ場所は他に山ほどあるのに、どうしてあの様な人が多く集まる場所に行かなくてはならないのか」と。
3.東京で突然話しかけてくる人間は9割悪意のある人間。
田舎の子は素直でいい子ばかりなので引っかかりやすい。
無視をすることに罪悪感があったり、正直者なので話の内容を鵜呑みにしたり…
ホントシカトでいい。悪意のある人間に良心を持って接することはない。無言でその場から立ち去る。
4.電車内でのルール
・肘打ちやタックルなど迷惑行為をされることがあるが、そこは耐えて。日常茶飯事なのでいちいち相手にするものではない。
・バッグは前に持つ。満員電車でリュックなどを後ろに背負うと非常に邪魔になり、トラブルの原因になる。
・降りる駅では降りる仕草を。
そうでないと貴方の後方にいる人間は「この人、扉付近にいるのに降りないのか」と思われ、降りる時にクッソ押されることに。
降りますよアピールをすると高確率で押してこない。
扉付近で2回ほど下を向いたり、リュックを持って降りる準備をしたり。効果的なのでオススメ。
・超満員の電車では扉から新たな乗客がどんどん詰め寄ってくる。
最低限のスペースを確保する必要がある。
こすいやり方ではあるが、これ以上奥には行けないと入り口付近に逆に圧力を掛ける。これにより、扉が閉まった後、多少のスペースが確保される。
そうでもしないと死ぬ。やってけない。
5.都会の子は海を見たがる。
渋谷新宿池袋ではなく、コンクリートジャングルにつかれた都会の若者達には、横浜や鎌倉が人気な様。
都心に疲れると通勤とは真逆の方向に行きたくなるのか。
熱海や伊豆は日帰りではなく、宿泊が多い。遠すぎるので。
熱海は駅前の再開発が進み、閑散としていた数年前よりも活気が戻ってきた。安いホテルに若い男女が泊まっているのをよく目にする。
6.港区のタワーマンションに住む人間は、外ヅラばかり気にしている成金の寂しがり屋連中。あんなコンクリートジャングルに住むとか正気とは思えない…
都会の人にとっての非現実は田舎
田舎の人にとっての非現実は都会
隣の芝生はどこまでも青すぎる。
都会は都会の強み、田舎は田舎の強みがある。
どちらが良いとは一概には言えない。
少子高齢化で働き手は都会に集中し、
上京する子は疲れてUターンを望む。
それぞれ生まれ育った地元を大切にした方が良いのではないかと思う。
それでも東京に行かなきゃいけない、行きたいなら、貴方に幸運がありますように。